■業界の概要
■市場の動向と展望
■セメント製造業の業績動向
■セメント二次製品製造業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
セメント国内需要(官需+民需)は、1990年度の8,628万6千トンをピークに、リーマン・ショックや民主党政権による公共事業予算の削減などを経て、2023年度は前年度比7.3%減の3,458万トンと5年連続で減少、1990年度のピークからは6割近く減少している(「セメント協会」推計)。
セメント主原料の石灰石は国内自給率100%だが、焼成に用いられる石炭を輸入に頼るため、石炭価格が収益に影響を及ぼす。二酸化炭素の排出量の多い石炭への依存度を減らすために廃プラスチックを利用するなど、環境に配慮した取り組みを推進している。