■業界の概要
■市場の動向と展望
■製粉業、調味料・食用油製造業の業績動向
■冷凍・チルド・インスタント食品製造業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ
加工食品は、品質保持や安定供給・栄養素量、嗜好性の改善・調理の簡便性向上といった目的を持って製造・加工された食品を指す。食生活に根付いているため大幅な需要の増減がなく、景気にも左右されにくい業界である。
近年は、健康志向や食の安全などへの取り組みのほか、ヴィーガン・ハラールといった需要の多様性に応える経営が求められている。
農林水産省「食品産業動態調査」によると、2021年の主な加工食品の生産量は、しょうゆ等が前年比0.6%増、加工米飯が同1.1%増となった。
また日本冷凍食品協会によると、2021年の冷凍食品国内生産量は158万7,091トン(同2.3%増)となり、そのうち家庭用は調査開始以来最高の79万8,253トンだった。
コロナ禍で家庭用冷凍食品需要が増加し、初めて業務用(78万8,838トン)を上回った。
農林水産省「食品産業動態調査」によると、2022年の主な加工食品の生産量は、加工米飯が前年比4.9%増の42万8,950トンとなり、他の加工食品に比べ大幅に増加した。一方、プレミックスは35万2,931トン(同1.4%減)、めん類は133万343トン(同1.2%減)とわずかに減少した。