■業界の概要
■市場の動向と展望
■宝飾品業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
宝飾加工品は山梨県が国内生産量の3分の1を占め、東京都や大阪府などに卸売業者が集中している。国内消費に左右される傾向が強く、バブル崩壊前に3兆円ほどあった市場規模は個人消費低迷の長期化から需要減少が続き、3分の1に縮小している。
また、婚姻件数も2012年以降減少傾向で推移しており、ブライダルジュエリー部門での苦戦が続いている。
日本百貨店協会によると、2021年の全国百貨店「美術・宝飾・貴金属」の売上高は、前年比24.7%増(店舗調整前)の3,677億9,584万円となった。
株高を背景にした需要増や外商催事、カード会員向施策などが奏功し、2021年2月から11カ月連続前年同月比プラスで推移した。中間層や富裕層を中心に反動増が発生したこともあり、2019年比の95.3%(店舗調整前)までV 字回復した。
日本百貨店協会によると、2022年の全国百貨店「美術・宝飾・貴金属」の売上高は、前年比23.1%増(店舗調整前)の4,526億7,455万円だった。