■業界の概要
■市場の動向と展望
■通信販売業の業績動向
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■業界天気図
■関連コンテンツ
通信販売は、カタログ販売、テレビ通販、ネット通販(EC)に大別され、現在はEC が主流となっている。BtoC-EC 市場は成長が続くほか、近年は製造業が自社EC サイトを開設して直接消費者に販売するDtoC-EC や、個人間取引CtoC-EC も活発化している。
市場が拡大するなか、参入企業の増加による集客難、大手EC プラットフォーマーの寡占化進行、物流網のDX化が課題となっている。
総務省「家計消費状況調査」によると、2021年の1世帯あたり(二人以上の世帯)のネットショッピング支出額は月平均で1万8,727円となり、前年比2,388円増加した。
名目伸び率は14.6%増で5年連続での2ケタ増加となった。
EC参入企業の増加やEC環境の整備が進んだことにより、コロナ禍での消費者のネット通販志向が2021年も継続し、物販市場がけん引する形で市場が拡大した。
総務省「家計消費状況調査」によると、2022年の(二人以上の世帯)のネットショッピング支出額は月平均で2万810円となり、2002年調査開始以来の過去最高額を更新した。