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倉庫業界の動向と展望

(2023/11/29更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■倉庫業、港湾運送業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図


■業界の概要

EC向け貨物の増大で、大規模・高機能施設へのニーズ高まる

倉庫業では、商品の入出庫や保管業務だけでなく、倉庫を拠点とした物流機能全般を一括で請け負う「3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)」事業の展開が進んでいる。

またEC市場の拡大などを背景に、大規模・高機能施設への需要が増加し、自動化・省力化も進む。荷主は、大手物流企業や不動産、海外投資法人などが建設する大型賃貸物流施設を利用する傾向にある。


■市場の動向と展望

2021年の市場動向

入庫・保管残高ともに数量は前年比減少も、金額は増加

国土交通省「営業普通倉庫の実績」によると、倉庫業主要21社の2021年の月平均入庫数量は前年比1.0%減の238万1,000トン、保管残高数量は同2.7%減の515万4,000トンとなった。一方で、入庫金額は1兆600億円(同6.0%増)、保管残高金額も2兆6,036億円(同6.4%増)と増加した。

荷動きは減少も保管料などの上昇により金額は増加。経済回復が先行する海外で拠点の整備が進んだ。

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