■業界の概要
■市場の動向と展望
■ファストフード、カフェの業績動向
■ファミリーレストランの業績動向
■居酒屋チェーン、ビアレストランの業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ
外食業界は、主にファストフード、ファミリーレストラン、パブレストラン・居酒屋の業態に分類される。日本フードサービス協会の推計によると、2023年の外食産業売上規模は、5月に新型コロナ感染症が5類に移行し、行動制限が解除されたことから、前年比14.1%増となった。
売り上げは回復傾向にある一方で、「客単価の上昇」によるところが大きく、「客数」については、2019年と比較をすると9.1%減となっており、コロナ禍以前の水準には戻っていない。また、2019年の売上規模と比較をして減少している。
特にコロナ禍で大きな影響を受けた「パブ/居酒屋」は、コロナの5類移行によって忘年会などの宴会需要は回復基調にあるものの、店舗数自体が減少しており、売り上げは2019年比では33.5%減にとどまっており、コロナ禍前の水準にはほど遠い状況となっている。
依然として、不安定な世界情勢などを背景とした原材料費やエネルギー価格の高騰、慢性的な人手不足などは深刻で、営業機会の損失など課題は多い。
そのためデジタル活用も進んでおり、人件費などのコスト削減や生産性の可視化・顧客管理に活用されている。