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木材・製材品業界の動向と展望

(2025/08/29更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■一般製材業、合板製造業、木材卸売業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図

■業界の概要

業況は木造住宅需要の影響を受ける

木材・木製品業界は、森林から伐り出された丸太を建築・土木・家具・梱包・内装などに使用する素材へ加工し、流通させる産業である。

製材業は、丸太を柱、梁、板材、間柱、下地材などに挽き、乾燥・選別などを経て建築向けに供給する。合板製造業は、丸太を薄い単板にして接着し、構造用合板、型枠用合板、内装用合板などを生産する。木材卸売業は、これらの製品を工務店、プレカット工場、建材商社、建設会社などへ供給する。

業況は住宅分野、とくに木造住宅向け需要の影響を受けやすい。また、丸太価格、輸入材価格、為替、海上運賃、エネルギー費などの変動も、木材関連企業の収益に影響する。合板製造では、接着剤など副資材の価格変動もコスト要因となる。

住宅分野の伸び鈍化や安定的な原木供給が課題

主な需要先である住宅分野は、人口減少、世帯数の伸びの鈍化、建築費高騰、住宅取得層の負担増により中長期的に伸びにくい。

供給面では、製材工場の集約・大規模化が進む一方、林業は小規模経営が多く、再造林費用や林業労働力不足が安定的な原木調達の課題となる。

また近年は、円安による輸入材価格上昇やエネルギー価格変動の影響も受けている。

非住宅建築への活用の取り組み

人口減少や住宅着工の伸び悩みを背景に、業界では非住宅・中大規模木造への需要領域拡大に動いている。2021年施行の改正木材利用促進法により、対象は公共建築物から民間建築物を含む建築物一般へ拡大され、建築物木材利用促進協定も制度化された。

そのような中、中高層建築、床・壁、混構造への部分利用でCLT(直交集成材)の活用拡大が期待されている。さらに、木質バイオマス利用、木材輸出、国産材・地域材の利用拡大なども、需要拡大の機会となり得る。

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