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■市場の動向と展望
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飲料市場には、炭酸飲料・ミネラルウォーター・コーヒー飲料・緑茶飲料・その他の茶系飲料・果実飲料などが含まれる。
全国清涼飲料連合会「清涼飲料水統計2023」によると、2022年の清涼飲料の販売金額は4兆1,536億5,900万円。内訳はコーヒー飲料等が20.0%、茶系飲料が19.6%、炭酸飲料が18.6%と、上位3品目で約6割(58.6%)を占める。
また、経済産業省「2022年経済構造実態調査(製造業事業所調査)」によると、対象事業所1,496事業所の出荷金額は2兆1,885億円。そのうち72.7%に当たる1兆5,913億円を従業者100人以上の396事業所が占め、上位企業による寡占市場となっている。
清涼飲料市場での売上高では、サントリー食品インターナショナルとコカ・コーラグループの2強となっている。
全国清涼飲料連合会「清涼飲料水統計2022」によると、2021年の清涼飲料生産量は、前年比2.5%増の2,212万4,900キロリットルと3年ぶりに増加した。長引くコロナ禍や最盛期である8月の長雨が影響し、2019年の水準は下回った。
無糖系飲料の生産量が伸び、中でもミネラルウォーターが同8.5%増と堅調だった。カテゴリー別の販売金額が最多の茶系飲料は、同3.5%増だった。
全国清涼飲料連合会の「清涼飲料水統計2023」によると、2022年の清涼飲料の生産量は前年比2.7%増の2,272万4,500キロリットルで、過去最高だった2018年に次ぐ生産量となった。販売金額は同6.8%増加の4兆1,536億5,900万円で、過去最高となった。