■業界の概要
■市場の動向と展望
■ディスカウントストアの業績動向
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ディスカウントストア(以下、DS)は、日用品から家電まで幅広い商品を取り扱う総合DS と、100円や300円などの均一価格での品揃えのワンプライスショップに大別される。
根強い節約志向やインバウンド需要の増加などにより市場は拡大傾向にあったが、低価格競争の激化に加え、新型コロナの感染拡大でインバウンド需要が消失した総合DSは苦戦している。
一方、ワンプライスショップは引き続き好調に推移している。
DS経営企業上位5社(比較期間中に会計基準変更なし)の2021年度の売上高合計は、前年度比4.8%増の1兆8,273億円、ワンプライスショップ経営企業上位5社の2021年度の売上高合計は、同4.8%増の9,282億円となった。
コロナ禍で消失したインバウンド需要は、厳しい水際対策の継続により引き続き低迷したが、消費者の節約志向を背景に、食品を中心として堅調に推移した。
大手は積極的な新規出店に加え、ネット通販の展開や新業態の開発などの取り組みにより、売り上げを伸長させた。
DS経営企業上位5社の2022年度の売上高合計は、前年度比1.0%増の1兆8,451億円。ワンプライスショップ経営企業上位5社の2022年度の売上高合計は、同7.0%増の9,929億円となった。