■業界の概要
■市場の動向と展望
■ホテル・旅館業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ
ホテル・旅館業界とは、利用者に対して宿泊用の客室を提供する業界の総称で、館内のレストランや結婚式場なども主な収益源となっている。ホテルの種類には、①出張などのビジネス関連の宿泊向けに作られた「ビジネスホテル」、②海やスキー場、テーマパークなどリゾート地近くに作られた「リゾートホテル」、③さまざまな目的での利用客を想定し、都心で快適に過ごすために作られた「シティホテル」などがある。
ホテル・旅館業界は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた業界の1つだが、国のプロモーション施策が追い風となり回復傾向にあり、今後は慢性的な人手不足を解決するためのDX推進が重要な要素となってくる。
厚生労働省の「衛生行政報告例」によると2023年度末のホテル・旅館業の施設数は5万1,038施設、前年度末比1.4%増となった。
また、日本生産性本部の「レジャー白書2024」によると、ホテル・旅館の2023年の市場規模は前年比55.0%増の3兆8,100億円となり、コロナ禍前2019年(3兆210億円)からは26.1%増の状況。内訳は、ホテルは2兆3,830億円(同62.1%増)、旅館は1兆4,270億円(同44.4%増)。