■業界の概要
■市場の動向と展望
■事務機器製造業の業績動向
■文具・事務用品製造業、事務機器・用品卸売業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
事務機器・事務用品業界は、オフィスで使用される各種機器や消耗品の製造、販売、サービス提供を行う。具体的には、プリンター、コピー機、シュレッダー、ファックス機、パソコン、文房具、ファイル、事務家具などが含まれ、対象分野は幅広い。
オフィスでの使用頻度が高い事務機器においては、初期費用の削減、最新機器の利用、経費処理の簡素化などのメリットを理由にリース契約が主流となっており、機器故障時の対応などアフターサービスも、メーカーの競争力を形成する一要素となっている。
国内の事務機器メーカーには複合機・複写機・プリンターなどにおいて、世界的企業が名を連ねている。また文具・事務用品メーカーでも、品質の高い製品が海外で高く評価されているケースが多い。
近年は、ペーパーレス化やコロナ禍で拡大した在宅勤務・ハイブリッドワークの影響により、従来型の紙ベース業務は縮小傾向にある。そのため各社は、クラウド型文書管理サービスや電子契約システム、オンライン会議ツールやコラボレーションプラットフォーム、複合機・プリンターなどハードウェア製品におけるIoT・AI活用(遠隔監視・保守、利用状況分析による最適化)などの新しいサービスに取り組んでおり、業界はハードウェア提供からソリューション型ビジネスへの転換期を迎えている。
国内市場は、人口減少やオフィス需要の縮小により長期的な成長が見込みにくく、メーカー各社は次のような課題への対応を求められている。
今後はこれらの対応が、新たなビジネスモデルの確立やグローバル市場での競争力強化に直結すると考えられる。