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少子高齢化の進展や慢性疾患の増加、医療費の高騰といった課題への対応策として、個人の健康情報を一元的に管理・活用するPHR(Personal Health Record:個人健康情報管理)サービスが注目されている。

PHRは、個人が自身の健康・医療データを電子的に記録・管理し、必要に応じて医療機関や保険者、家族と共有する仕組みであり、予防医療の推進や医療の質の向上にも寄与することが期待されている。

政府もPHRの普及に積極的であり、経済産業省は「PHRサービス提供者による健診等情報の取扱いに関する基本的指針」を策定し、民間事業者によるPHRサービスの質の向上を図っている。

また、2023年7月には、PHRサービス事業者が中心となって「PHRサービス事業協会」が設立され、業界全体のガイドライン策定やビジネスモデルの創出・蓄積、政策提言などを行っている。


【目次】

1.PHR(個人健康情報管理)サービスとは
2.業界のなりたち
3.市場動向
4.主要プレイヤー
5.業界を取り巻く環境
6.業界の課題
7.今後の展望
8.関連コンテンツ


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