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アスベスト(石綿)除去工事は、現在の日本において建築物の解体・改修を進める上で欠かすことのできない環境衛生対策である。

アスベストは耐熱性・絶縁性・強度に優れることから、昭和後期の高度成長期を中心に、吹付材、断熱材、外壁塗膜など幅広い建材に使用されてきた。

しかし、飛散した繊維を長期吸入することで肺がんや中皮腫などの重大な健康被害をもたらすことが明らかとなり、2006年には国内での使用が全面禁止された。だがそれ以前に建築された建物にはアスベスト含有部材が残存しているケースが多く、老朽化が進むにつれて飛散リスクは高まっている。対象物件はビル、マンション、商業施設、工場、学校・病院・庁舎などの公共施設に加え、戸建住宅や共同住宅、焼却炉・煙突などのプラント構造物など多岐に及ぶ。


【目次】

1.アスベスト除去工事の産業的な位置づけと市場規模
2.主な工事内容と技術的特徴
3.業界構造と受注形態の実態
4.主要プレイヤー
5.施工体制と地域別の営業展開
6.関連事業とのシナジー
7.技術革新と業界トレンド
8.業界が直面する課題と今後の展望

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