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日本商工会議所の三村明夫会頭が、2021年の年頭所感において、次のように、一国の生産性の指標となる「一人当たりのGDP」の引き上げに、一丸となって取り組む必要性を指摘されている。

~一国の生産性は「一人当たりGDP」で表されますが、日本は2018年時点で世界第31位に甘んじています。「一人当たりGDP」は国民一人当たりの豊かさだけでなく、効率的に働き得られた余暇を人との繋がりに充てることで、幸福度を向上させる指標にもなることから、私はこれを日本の新たな国家目標に据え、その引き上げのために皆で知恵を絞り、汗をかくべきだと考えます。~

本稿では観光・サービス業の事業者が、新型コロナ感染症(以下、新型コロナ)による影響からの再興を図るにあたっての参考として、「一人当たりのGDP」の指標と生産性の向上について、考えてみたい。

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