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本連載では、日本企業の進出先として想定される世界各国の政経情勢などを取り上げる。第10回は、第1回で取り上げたインド経済の現状を改めて確認したい。インドは、2021年前半には新型コロナ感染者数が世界最多となったが、その後は新型コロナへの耐性が高まり、2021年中にはコロナ前の経済水準に回帰した。また、モディ政権は、インフラ予算の大幅拡大を発表するなど、2024年5月の総選挙を見据えて経済政策を加速させている。以下、インド経済の現状を解説したうえで、注意すべきリスクと先行きの見通しについて考察した。

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