名目成長率 2023年度+5.4%、2024年度+2.5%
実質成長率 2023年度+1.3%、2024年度+0.6%を予測
■TDB景気動向指数の動向
■TDBマクロ経済モデルに基づく日本経済見通し
■景気トピックス
企業の景況感について、2024年4月のTDB景気動向指数(景気DI)は前月比0.3ポイント減の44.1となり、2カ月ぶりに悪化した(図表1)。
4月は、外国為替レートが一時1ドル=160円台をつけるなど34年ぶりの円安水準で推移するなか、原材料価格の高止まりや2024年問題への対応といったコスト負担増、不十分な価格転嫁などがマイナス材料だった。また同一地域内において景況感の格差が拡大する傾向もみられた。
一方で、円安により活発なインバウンド消費を中心に観光産業が堅調だったほか、商業施設や小型の店舗などに向けた工事関連、人手不足に対応する各種サービスや省人化投資などはプラス材料だった。